2014年のスタートに掛け軸の大きさの紙に漢詩を書いています。
「到虚極守静篤」(老子)
虚を致すこと極まれば静を守ること篤し
意味は、徹底的に心をむなしくすれば、徹底的に静かさを守ることができる。
解釈は、人々が作為を捨てて無心に生きれば、社会の安定を得られる。
これを草書体にし、私なりに作品になるよう仕上げます。
一文字一文字を強く、全体を流れのあるものにし、ドラマチックな盛り上がりの部分ではで腕を大きく動かすことで、見てくださる方に勇気を与えられるような作品に仕上がったら嬉しいです。
なぜ私がこの漢詩を選んだかというと、いまボランティアについて考えているからです。
自分の半生を振りかえって、残りの人生で何をしていないか考えたとき、社会への奉仕ができていないと。
自分にできる社会奉仕について、真剣に考えてみたいと思います。
あと、草書体の「静」がすきです。素敵な文字だなと前から思っておりどうしても書きたいと。
見てくださった方のご意見、ご感想お聞かせください。
これを手直しして、掛け軸に表具し、2月の末京都の展覧会に出品します。