鎌倉の花は秘密を抱く

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    筆跡鑑定人東雲清一郎〜の小説

    第2章、清一郎巡る より

     

    大学書道部の前部長が亡くなったあと

    彼女の残されたメッセージから

    彼女の思いを探るべく、鎌倉の七つの寺社を巡るストーリー。

     

    二ヶ所目の寺社、鶴岡八幡宮は源氏ゆかりの神社。

    もともとは京都の石清水八幡宮を鶴岡若宮として

    勧請したのが始まり。

    その後、源頼朝が現在の場所に移した。

    頼朝は平治の乱に負け、伊豆に流浪人として流され

    それを監督していたのが北条時政。

    時政の娘、北条政子は頼朝と恋仲に。

    時政は許さず、政子を平氏の人間と結婚させようとして

    嵐の夜、屋敷を抜け出し頼朝のもとへ走った。

     

    そのような歴史を感じながら

    鎌倉の寺社に咲く花々をヒントに

    亡くなった方のメッセージを読み解いていきます。

     

    この回では、漢字の始まりについても書かれています。

    甲骨文字は神様に吉兆を尋ねる卜占で使われるためにできたもの。

     

    『吉』や『古』の中にある『口』は

    目鼻口の口ではなく

    神事の際に祝詞を入れる器を示すもの。

    『吉』の『士』は『まさかり』の意味で

    結果『呪い』を閉じ込めるという意味を持ったのだそう。

     

    これらを書くことで、その文字の効果を得られると

    考えられていたのです。

    まさに『言霊』。

     

    私たちも、字を書く端くれとして 

    いい言葉を選び、魂を込めて書きたいものです。

     

    この季節、鎌倉は大勢の人で賑わいます。

    本のサブタイトル『鎌倉の花は秘密を抱く』は

    まさに紫陽花鑑賞にぴったり。

    読んでから出かけるのもいいように思います。

    紫陽花の清涼感を、より感じるんじゃないかな。

     

    写真は去年、生徒さんたちに連れてもらった初鎌倉。

    京都と鎌倉は、歴史的にも深い繋がりがあるのです。

    また行きたいなぁ。

     


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    プロフィール

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    書道家  長澤 祥邨
    【ナガサワ ショウソン】
    活動内容
    ●お店の商品ラベル、包装紙、看板、のれんなどの作成●企業のビジネスマナー講師●企業理念、題字、表彰状等製作●大人のための書道教室開催

    水明書道会漢字、仮名師範。京都に生まれ、千葉県船橋市で教室をしています。初心者の大人の方や、子どもたちに基礎から丁寧に指導いたします。今後は、実家の京都でも月に一度、教室をしたいと思っています。お気軽にお問合せください。

    現代書道とは

    私の学ぶ現代書道は、古典に基づく書道です。 独自に作った文字を、筆と墨を使って楽しく書くアート書道等とは、全く別のものです。 数千年の歴史ある書道を学び、現代に通じる作品を創作することで、後の世に残していく、そんな活動を目指しています。

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